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博報堂プロダクツの各コア事業が追求している専門技術を駆使した新しい取り組み、
時代の進化と掛け合わせながらも手触りを宿らせるプロの仕事をご紹介します。

自律的な人材育成を支える、企業における“学び”のカタチとは〜個々の能力開発を促す取り組み〜

キャリアの選択肢が多様化する中、自分らしく成長するために欠かせない“学び”。今回は、チームで学びを推進している事業本部の社員と全社的な学びの機会として活動を促進・サポートしている本社管理部門の社員が、プロダクツならではの学びのカルチャーについて語り合います。

 

出演者の集合写真。写真左から、人材開発推進室 千葉恭子、動画コンテンツクリエイティブ事業本部 竹内一峰、プロモーションプロデュース事業本部 元進之介

 

※この記事は、博報堂プロダクツが掲げるP+ESGを実践する社員一人ひとりにスポットを当てる「P+ESG ACTION interview」の連載企画です。P+ESGとは、ESG(環境・社会・ガバナンス)に、ものづくりへのこだわりを意味する「P(プロダクト)」を加えた博報堂プロダクツ独自のサステナビリティ指針です。

90を超える専門職種で、自分らしいキャリアを構築するために

キャリアの長期化や多様化、デジタル需要の高まりなどを受け、多くの企業で学びが注目されています。個人の専門性を強みとしている博報堂プロダクツでは、人材が成長しつづけられる環境整備に取り組んできました。千葉恭子は、全社的に学びを支える仕組みづくりに携わってきた立場から、博報堂プロダクツの人材育成について語ります。

 

千葉:博報堂プロダクツでは、90を超える専門職種それぞれに「職能ガイドマップ」を用意しています。これは職能ランクごとに身につけるべきスキルが明記されたもので、社員一人ひとりが「自分はどんなプロになりたいか」と目標を描き、成長の現在地を確認できる仕組みです。管理職はこのマップを活用しながらメンバーとの面談を行い、目指す姿やその年の挑戦テーマを共有することで、OJTを通じた専門性の育成を後押ししています。

 

同時に人材開発推進室では、資格取得支援や研修制度の充実化を推進。キャリアステージに応じて必要な能力を身につけるための学びを、全面的にバックアップしています。

 

千葉:ITパスポートやG検定、プロモーショナル・マーケターなど、全部門共通の26の推奨資格は、セミナーなども含め自己負担なく受験することが可能です。その他、事業本部ごとに支援される専門的な資格もあります。研修は、デジタル関連技術などニーズの高い分野について、過去には外部の学習アプリを導入し実施したこともあります。また、広告、マーケティング、経営などの領域については、博報堂グループのウェビナーや研修プログラムなどに参加することも可能なので、様々な形での学びの場や支援をしています。

 

全社的なバックアップとともに、専門領域ごとの学びを促進するのは、17のそれぞれの事業本部になります。プロモーションプロデュース事業本部で育成担当を務める元進之介は、人材開発推進室の制度を積極的に活用しています。

 

元:私たちの事業本部では、「職能ガイドマップ」を要約したチェックリスト型の「タレントマネジメントシート」を独自開発。面談などで自己の成長度を可視化したり、チーム全体のレベルを確認したりするのに役立てています。一方、資格取得などは、個々の裁量に委ねる部分が大きいです。営業担当にあたる私たちは、知見の広さを求められますが、成長スキルが担当案件に左右されるのも事実。現場ではカバーでしきれない分野について、どのように学んでいくかが課題です。

 

プロモーションプロデュース事業本部 元 進之介


クリエイターが集まる動画コンテンツクリエイティブ事業本部で、育成を推進するのは竹内一峰です。個々が希望する外部研修への参加を、積極的にサポートしてきました。

 

竹内:動画領域は技術のアップデートが激しいため、貴重な学びの機会を逃さないよう、各自が希望するスキルはどんどん習得してもらっています。一方、クリエイターは日々の業務に追われ、学びに多くの時間を割けないことが課題です。そうした中で重要になるのは、新たなスキルに対して自らが興味や必要性を感じることと考えています。“知りたい”を起点に、自然と学べる機会を提供することに、事業本部として努めています。

 

OJTでは得られない気づきを、研修やワークショップで共有する

竹内や元の事業本部では、独自の取り組みも進めています。竹内が近年注力しているのは、ワークショップ型の学びです。

 

竹内:私の考えでは、クリエイターは、自分が好きな分野であれば次々と学ぶ一方で、外部から強要されるのを嫌がるもの。また、仕事に没頭すると、閉ざされた世界に篭りがちで、見失う視点が生じます。少しでも学びのハードルを下げながら、他のスタッフとの接点も増やせればと、交流をともなうワークショップ形式を採用しました。

 

竹内のワークショップでは、生成AIや企画書作成、モーショングラフィックスなど、皆が業務で必要とするスキルをテーマに設定。それらを得意とする事業本部内の人材が講師役を務め、自由な形式で進めるのが特徴です。

 

竹内:企画は講師役のメンバーが積極的に発案してくれることが多いです。チーム分けをして課題を出し、発表や投票、インセンティブなどを取り入れ、ゲーム形式で楽しめるように工夫しています。取り組みを通じて気づいたのは、物事を面白く教えられるスタッフの可能性です。チーム内の交流が活発した結果、業務でも初めての人材同士がタッグを組む事例も増えています。

 

動画コンテンツクリエイティブ事業本部 竹内 一峰

 

プロモーションプロデュース事業本部では、社歴や役職に応じた「ステージ別基礎研修」に取り組んでいます。さらに2025年には、若手を対象とした任意参加型の研修プログラムを立ち上げ、高いモチベーションを持つスタッフに対し、ビジネスパーソンとしてのさらなる成長を促しています。

 

元:実務以外での成長を本気で求める。そんなメンバーのための育成プログラムを今年はスタートしました。これは、月1度、全8回の集中講座で、サステナビリティや先端テック、コピーライティング、デザイン思考などに向き合うプログラムで構成されています。そのプログラムを通じた最後には新事業創出コンペを開催し、それぞれのグループワークで考案したビジネスモデルを事業本部長に向け発表してもらう予定です。参加メンバーを募る際には、業務などでの欠席がないようにアナウンスすることで高い意識のメンバーを集めました。

 

プログラムで重視したのは、OJTでは教えきれない能力です。マインドや気づきにフォーカスすることで、今後の課題理解・提案力の足がかりになることを目指しました。

 

元:自ら挙手して参加してくれたメンバーの成長意欲は特に高い。「周囲に期待する側にいるか、周囲に期待される側になるか。」と、初回の説明会では強調しました。参加者同士が同じ目線でつながり、高次元なマインドでチームを牽引することを期待しています。

 

千葉:こうした各部門の優れた取り組みを全社に広げるため、人材開発推進室は定期的に育成担当者とミーティングを行い、情報を収集。毎月配信する人材育成のメルマガで配信しています。学べるスキルが重なる場合は、部門の垣根を超えて参加するなど、交流が活発になるのが理想ですね。

 

自らの好きを深めるために、学びを最大活用してほしい

ユニークな手法で学びを促進する取り組みがある一方で、時間やモチベーションの確保、学ぶテーマの最適化など、現場には課題も多く残ります。一人ひとりが学びをフル活用するためには、今後どのような点がポイントになるのでしょうか。

 

千葉:キャリアの選択肢が広がる近年、好きなことを仕事にすることは、ますます重視されつつあります。そうした中、先日発表した博報堂プロダクツのパーパスでは“自らの好きを生業とする”ことを掲げています。また、専門職採用で入社した人材が大半であることも特徴で、もともと学びへの意識は高いのではないでしょうか。そうした個々のモチベーションを基軸に、都度最適な学びにアクセスできる環境を整えるのが、人材開発推進室の役割だと考えています。

 

人材開発推進室 千葉 恭子

 

元:現場の人間は目の前のタスクが優先ですが、心のどこかで「もう少し高い視座を持ちたい」とも思っているはずです。そうした人の視点を広げられるのが、研修の魅力ではないでしょうか。研修というと特定のスキルを高めるものを想像しがちですが、マインドセットも重要です。次の日、仕事への視座が少しでも変われば、業務の中でも成長が加速すると思います。

 

竹内:私が入社した頃は、隣のチームの人が何を作っているのか、ほとんど知る機会がありませんでした。今思うと、それはもったいないことです。せっかく社内に優秀なクリエイターが多数いるのだから、互いの知見を交換することで、クリエイティビティを高めた方が良い。他の事業本部も含め、さまざまな人材がプロダクツにいることを知ることも、一つの学びのカタチではないでしょうか。

 

“できない”が“できる”になる瞬間、キャリアの幅が広がっていく

長いキャリアの中で、自らも学びを実践してきた3人。学びはどのようにして自己成長に貢献するのか。最後に考えを聞きました。

 

元:約10年前、プロダクツバンコクに在籍させていただく機会があったのですが、現地のコアスタッフはイベントチームとデザインチームしかいませんでした。日本には、様々な領域の事業本部とその領域の専門性を兼ね備えたスタッフが数多くいることの強みを、少し離れてみて改めて感じましたね。専門性の掛け合わせで、ビジネスの可能性を広げるのが、博報堂プロダクツの戦い方です。その武器を生かす営業だからこそ、幅広い分野と社内のポテンシャルを学ぶべきだと思いました。この考えは、現在のチーム育成方針にもつながっています。

 

竹内:私はもともとデザイナー職で、グラフィックに特化していました。ある日、本部長の誘いがきっかけで、モーショングラフィックスを始めたんです。そこから1ヶ月間、毎週業務後に学校に通わせてもらった結果、社内でも希少なデザインと動画を両方できる人材になり、業務内容が大幅に広がり仕事が楽しくなりました。もともとの職種にプラスしていく学びも、キャリアにおいて役立つのでしょう。

 

千葉:一つのことを深く知り、視野を広げ、仕事の可能性を広げる学びは、そもそも楽しいことです。学びを通じ、自分の“できない”が“できる”ようになる、クライアントから良い反応をいただく、仕事が拡大するような瞬間は、かけがえのない喜びがあります。そうした体験を、もっと多くの社員に広げていきたいです。

 

 

▼博報堂プロダクツのサステナビリティに取り組んでいる社員にインタビューしました▼

【P+ESG ACTION interview連載記事】

制度ではなく関係性で育つマネジメント。管理職研修と現場の声から見える人材育成のかたち 
男性育休を、あたりまえの選択肢に。両立を支える企業制度とチームのあり方とは? 
一人ひとりのベストなワークスタイルを目指して。全員活躍を実現する働き方とは。

 

 

プロフィール(取材時)

竹内 一峰の顔写真
竹内 一峰

2014年博報堂プロダクツ入社。
デザインと動画を起点にしたクリエイティブを担当。モーションデザイナーとビデオグラファーという最強の機動力を持つ実践部隊の部署長。生成AIを使ったクリエイティブとも格闘中。JAGDA、TDC会員。

元 進之介の顔写真
元 進之介

2011年博報堂プロダクツ入社。
入社以来プロモーションプロデュース事業本部にて、様々な業種のクライアントを担当。同事業本部の育成担当として、研修や採用にも従事。

千葉 恭子の顔写真
千葉 恭子

人材開発推進室

2004年旧博報堂フォトクリエイティブ入社。プロモーションプランナーとして多くの得意先業務に従事したのち、人材開発推進室に異動。 キャリア研修や階層別研修の他、広く人材育成活動に携わる。

 

 

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