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博報堂プロダクツの各コア事業が追求している専門技術を駆使した新しい取り組み、
最新ソリューションおよびプロフェッショナル人材などを紹介します。

言葉を超えて“ビビビ”と感情に訴えるビューティークリエイティブチームが発足

 

「ビビビ」チームメンバー:左から 照井 英夫(Pr)、野末 佑希(D)、岡 祐介(P)、石川 清以子(P)、野澤 未帆(AD)、後藤 塁(Pr)。

 

博報堂プロダクツ フォトクリエイティブ事業本部のビューティービジュアルに特化したクリエイティブチーム「ビビビ」の活動開始が2022年10月28日に発表されました。「ビビビ」とは、その語感のように“ビビビ”と直感的に人を刺激するクリエイティブ表現であり、新たなビューティー概念の発見や提案をしていきます。フォトグラファー、レタッチャー、デザイナー、プロデューサーなど経験豊富なメンバーで構成される「ビビビ」チームの取り組みに迫りました。

 

 

 

新しいビューティー概念を追求するクリエイティブチーム

 

照井

博報堂プロダクツ フォトクリエイティブ事業本部は博報堂写真部にルーツを持ち、これまで主に広告写真の分野で経験と実績を積み上げてきました。商品やモデルの髪や肌の質感といったビジュアルの表現力、広告作品の豊富な制作経験や知識に基づく提案力などが強みです。これらの実績を軸にして、デジタルクリエイティブ時代にふさわしい新たな風を巻き起こすために「ビビビ」のプロジェクトを立ち上げました。

 

ビューティーに対してマーケットが求めているものの変化や、ビューティー分野のクライアントにスタートアップ企業が増えてきているという背景がありました。私たちの仕事のスタイルもミニマムにしてスピード感を高めていきたいと考えています。

 

照井

チームメンバーは、私を含めプロデューサーをはじめ、広告分野の第一線で活躍するフォトグラファーやアートディレクター、Webデザイナーやレタッチャーなどそれぞれの高い専門性を持ったメンバーが加わっています。

ただ写真が撮れるというだけでなく、企画やデザインといったバリューを追加して新しい美のクリエイティブを作り上げるためのプロフェッショナルチームです。

 

フォトクリエイティブ事業本部 チーフプロデューサー 照井英夫

──「ビビビ」というネーミングの由来やロゴに込めた想い

 

ビジョンの策定やチームとしての活動をどのようにするか、これまで1年ほど時間をかけて進めてきました。「ビビビ」のネーミングは、私たちの考える「ビューティー」や「美」、「ビビッド」を表現するのに適した語感を探すうちに出てきたアイデアです。美しさといっても、洗練されたカッコよすぎるものは少しイメージとは異なりますし、何か新しく面白いことをやってくれそうだと直感的に伝わるチーム名にしたいと思っていました。

 

いくつかの候補案の中から「ビビビ」という言葉が一番シンプルかつカジュアルさとエッジが効いていると感じました。一度聞いたら忘れにくく、肩の力が抜けている印象が気に入っています。

 

フォトクリエイティブ事業本部 フォトグラファー 岡 祐介

 

 

野澤

ロゴについては、最初は美の連続性という基本コンセプトを表現するために、カタカナやアルファベットを含め、さまざまなタイポグラフィのレイアウトを検討しました。

 

企画制作事業本部 アートディレクター 野澤 未帆

 

最終的に多様な個性を持つフォトグラファーのイメージをトータルで表現するために、カタカナが縦に連なる現在のロゴに決まりました。

 

 

 

 

 

「ビビビ」が提案する3つのメッセージ「絶対」「連続」「探求」

 

照井

「絶対」には、先ほど触れたビューティビジュアルに特化したフォトクリエイティブ事業本部の資産を最大限に活用し、「シズルビューティー」のようなビジュアルの絶対表現と、感情に「ビビビ」と直接訴えかける新たな表現を示しています。「連続」は、私たちが創り出す新鮮なビューティーを写真だけでなく、映像やWebデザイン、キャッチコピーなどを通じて継続的に発信していくというメッセージです。また、「探究」は、それぞれのフォトグラファーやデザイナーが求める美の多様な側面をさまざまな形で表現するのと同時に、CGクリエイターやSNSのインフルエンサー、ファッションエディターや特殊メイクアップアーティストなど異分野の人々とのコラボレーションで新しい美を「探究」していくメッセージも含まれています。

 

 

 

 

──感情を揺さぶるビジュアル表現とは

 

石川

例えば、ビューティー広告の分野では、美しい髪の毛の表現として“髪が整っている”イメージやセオリーが広く共有されていたりします。もちろん、これを否定するつもりはありませんが、美しさとは何かをもっと根源的に考え直した時に表現の可能性は他にもあると考えています。
例えば、セオリー通りであればレタッチの過程で消してしまうような自然なくせ毛のカールなどを、あえてそのまま残すことで見る人によっては感情が揺さぶられることにつながるかもしれません。

 

フォトクリエイティブ事業本部 フォトグラファー 石川 清以子

 

 

美に対する捉え方が人によって違うことは当たり前ですし、フォトグラファー自身が「これが美です」と言い切らないことがビビビのいいところだと思っています。美しさは時代によって、またその瞬間ごとに更新されていくというのが私の考えです。

 

後藤

私自身の美に対する考え方としては、あまりにも綺麗に整えられた人工的な美は人々の共感を呼びにくいと考えています。それというのも美しさというのは客観的に実在するのではなくて、私たち自身が自然のものを美しいと感じるように変化し続けているからではないでしょうか。
究極的には人間は自然が生み出すものには勝てませんし、自然の法則と時間の流れの中から新たな美しさを自ら見出し続けていくことが必要なのだと思います。

 

フォトクリエイティブ事業本部 プロデューサー 後藤 塁

 

 

さまざまなコラボレーションで広がる「美」の可能性

 

照井

ビジュアル表現の探究によって生み出された作品を知っていただくために、継続的なアクションを起こしていく必要があります。すでに昨年の12月に南青山のギャラリーで「ビビビ BEAUTY PHOTO EXHIBITION」という写真展を開催しました。やはり実際のクリエイティブを見ていただいた方からは感じるところがあったようで、「撮影できることができるのはわかっていましたが、プラスアルファのバリューがあるんですね」といったリアクションをいただきました。これをきっかけに今後の仕事につながり得るお声がけもいただいています。

 

 

野末

公式のWebサイトでのアーカイブ以外にもInstagramのアカウントを開設し、フォトグラファーの作品が見られるようになっています。1週間に3回程度ともっとも更新頻度が高く更新されているので、ビビビのまさに今を知っていただくにはここにアクセスしていただくことが一番分かりやすいと思います。

 

企画制作事業本部 チーフデザイナー 野末 佑希

 

 

▼2022年12月に開催したビビビ写真展「ビビビ BEAUTY PHOTO EXHIBITION」

 



▼「ビビビ」instagram

 

 

──これからの「ビビビ」について

 

照井

次のステップとして、ビビビのテーマでもある探究とコラボをさらに進めています。タレントやモデルをキャスティングして新たなビジュアル表現を掘り下げ、異業種のクリエイターや文化人とコラボレーションするなど、年4回程度は情報発信を継続していきたいと考えています。これからも「ビビビ」の実績を積み上げてビューティークリエイティブのフラッグシップとしての地位を獲得し、この業界全体の活性化を促すチームになっていきたいと思っています。

 

 

 

「ビビビ」メンバー

左から
照井 英夫 フォトクリエイティブ事業本部 チーフプロデューサー 

野末 佑希 企画制作事業本部 チーフデザイナー
岡 祐介 フォトクリエイティブ事業本部 フォトグラファー 

石川 清以子 フォトクリエイティブ事業本部 フォトグラファー

野澤 未帆 企画制作事業本部 アートディレクター

後藤 塁 フォトクリエイティブ事業本部 プロデューサー 

 

「ビビビ」Webサイト https://bibibi-photocreative.jp/
instagram https://www.instagram.com/bibibi_team/

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