店舗運営の現場では今、「顧客体験の向上」と「人員最適化」という二つの大きな課題が同時に求められています。人手不足やコスト削減の必要性が高まる一方で、来店者にはよりパーソナライズされた、快適で新しい買い物体験が期待されています。こうした時代の要請に応えるべく、博報堂プロダクツは2025年の日本プロモーショナル・マーケティングショー(以下、JPM展)にて、AIとデジタル技術を駆使した最新の接客ソリューションを紹介するブースを出展いたしました。
本記事では、JPM展のブースにてご紹介した「デジタルAI採寸ソリューション」と「AIバーチャルヒューマン接客サイネージ」の特徴と導入メリットを、実装フローとあわせて詳しくご紹介いたします。

- デジタルAI採寸ソリューション――“自分にぴったり”を最短で
- AIバーチャルヒューマン接客サイネージ――“会話”から始まる新しい購買体験
- クライアントと併走することで、新しい買い物体験を専門性と実績で支援する
デジタルAI採寸ソリューション――“自分にぴったり”を最短で
「デジタルAI採寸ソリューション」は、来店者が自分の体型情報をデジタルで簡単に計測できる仕組みで、最短1分でおすすめのサイズを提示することができます。
本ソリューションは、アパレル店舗における採寸業務を効率化し、顧客体験を高めるために設計されています。来店者は専用端末で基本情報を入力し、正面・側面の2ショットを撮影するだけで、AIが最短1分で推奨サイズを提示することができます。
さらに、採寸や診断のデータをアプリに登録することで、店舗とECの両方で採寸データを活用することができるため、顧客ごとに最適なレコメンドや再来店促進にもつながります。このソリューションは、店舗で採寸したデータをECサイトに連携することもでき、オンラインでも自分に合った商品サイズを簡単に見つけられる仕組みを実現しています。これにより、店頭とECの垣根を越えたシームレスな購買体験を提供することもできます。
今回、青山商事株式会社様の新業種店舗「AO+」において「AO+SIZING」として、このシステムを開発。AIスタイル診断やデジタル採寸、在庫・カラーバリエーション確認などのデジタルコンテンツを展開し、店頭外観から店内までデジタル訴求を一貫させ、効率と体験の両立を図っています。
デジタルAI採寸ソリューションは、「スピード」「精度」「パーソナライズ」「OMO連携」という4つの特徴を兼ね備え、現代の多様な顧客ニーズに応える新しい店舗ツールとして提供できるソリューションとなっております。

AIバーチャルヒューマン接客サイネージ――“会話”から始まる新しい購買体験
「AIバーチャルヒューマン接客サイネージ」は、株式会社博報堂テクノロジーズと共同で推進するソリューションで、AIアバターが来店者と対話しながら商品提案を行う新しい接客体験を実現できます。来店者は自分の属性情報を入力し、複数のバーチャルヒューマンから好きなアバターを選択。AIとの対話を通じて、理想のライフスタイルや“未来シナリオ”を引き出し、それに合った商品を提案してもらえます。
本ソリューションの特徴は、「対話型AI」と「パーソナライズ提案」の融合にあります。従来のデジタルサイネージでは、情報を一方的に表示するだけでしたが、AIバーチャルヒューマンは、来店者の入力や会話内容に応じて、最適な商品やシナリオをリアルタイムで提案。まるで実際の店員と会話しているかのような自然なコミュニケーションを実現することが可能です。
また、アバターのバリエーションも豊富で、タレントや2次元キャラクターなど、ブランドや店舗の世界観に合わせたカスタマイズが可能。来店者は自分の好みに合わせてアバターを選び、より親しみやすい接客体験を楽しむことができます。さらに、ヒアリング内容や対話履歴はデータとして蓄積され、次回の来店時やオンライン接客にも活用できるため、顧客ごとに進化するパーソナライズ体験を提供します。
「未来シナリオ」提案も大きな特徴です。例えば、「もし明日、仕事も家事も全部休みになったら、何をして過ごしますか?」といった質問を通じて、来店者の価値観やライフスタイルを深掘り。その回答に基づき、例えば、仕事に追われる日々で忙しい日常から離れ、一冊の本と丁寧に向き合い心身をリセットする「読書を通じた静かな夜のひととき」など、来店者が求める暮らしを具体的に描き出す。そして、その暮らしを実現するための商品として「卓上ライト」や「アロマディフューザー」などを提案することが可能です。これにより、単なる商品・サービス紹介にとどまらない、来店者の理想を叶える提案型接客を実現することができます。

クライアントと併走することで、新しい買い物体験を専門性と実績で支援する
博報堂プロダクツのソリューションは、単なるツール提供にとどまらず、現場課題の解決に“伴走型”で取り組む点に本質的な特徴があります。企画・設計から実装、運用、検証までをワンストップで支援し、導入段階では店舗スタッフ向けの教育プログラムや運用体制の構築を行い、導入後もデータ分析と効果検証に基づく継続的な改善提案を実施します。採寸や診断のログデータは、店舗とECの連携強化、再来店促進、CRM施策の高度化へとつながり、将来的には他業態・他カテゴリへの横展開も視野に、より多様な現場課題に対応していきます。私たちは、AI・デジタル技術を活用した店舗ツールで顧客体験向上の両立を実現することで、新しい買い物体験を専門性と実績で支援いたします。
