TOPICSプロダクツトピックス NEWSニュースリリース

博報堂プロダクツの各コア事業が追求している専門技術を駆使した新しい取り組み、
最新ソリューションおよびプロフェッショナル人材などを紹介します。

“好き”と“面倒見のよさ”が生む職場カルチャー 働きやすさとチームワークを育む事例紹介

博報堂プロダクツは、17事業本部ごとに異なるカラーを持ち、様々な人がそれぞれの個性を活かしながら日々業務に向き合っています。職場カルチャー紹介シリーズ「PRODUCT’S PEEK!」では、博報堂プロダクツで働くイメージを仕事以外の切り口で紹介することで、博報堂プロダクツの多様な事業本部の魅力や社員の繋がりを伝え、企業文化をより深く理解してもらうことを目指します。
初回は、デジタルプロモーション事業本部のランチの取り組みと若手のコミュニケーション活性化について、堀 智美、渡邉 あずみ、久保 朱里、小村 摩利、匂坂 良の5名に話を伺いました。

 

デジタルプロモーション事業本部5名の集合写真

 

つながりは、場からはじまる。

―デジタルプロモーション事業本部について、どのような領域のビジネスをしているのか教えてください。

 

:デジタルプロモーション事業本部は、Web、SNS、PR、先端テクノロジーを活用し、デジタルとリアルを融合させた新しい顧客体験を創出する事業本部になります。デジタルプロデューサー、プランナー、テクニカルエンジニア、PRプロデューサー、デザイナーなど多様なプロフェッショナルが在籍し、クライアントの課題に対して戦略立案から実行まで一貫して対応。事業本部員の多くが自分らしさや得意分野を活かしながら日々業務に携わっている一方で、社内イベントやコミュニケーション施策にも積極的に参加し、部署や世代を超えた交流を通じて、チームとしての創造力を高めています。

 

左からデジタルプロモーション事業本部 堀 智美、渡邉 あずみ

 

―デジタルプロモーション事業本部で取り組んでいる社内コミュニケーションについて教えてください。


:まず一つ目は、部署や年次を超えたランチ会です。2017年にスタートし、コロナ禍で一時休止後、2023年に再開されました。各部署がテーマを決めて主体的に運営し、無農薬有機野菜の提供やお餅つき大会など、ユニークで季節感のある企画が特徴です。私自身もともと料理の仕事に携わっていた経歴があるのと、食品衛生管理者の資格を持つ渡邉あずみさんが同じチームに入ってきて二人でランチ全体を監修することで、提供するランチのクオリティを担保しているといったこだわりがあります。
この取り組みは、普段話す機会のない社員同士の交流を促進し、“好き”や“得意”を活かした参加型のイベントの役割もあるので、社員のエンゲージメント向上にも役立っているのかなと思います。例えば、告知のためのポスター制作や写真・動画撮影など、個々のスキルを活かせる機会も多く、そのことが社員同士のつながりを深めるきっかけとなっています。
また、社員の不規則な食生活や若手社員の偏食傾向に着目し、栄養バランスの取れた食事を提供することで、健康的な生活習慣の促進を図っているのも特徴のひとつです。秋田事業本部長は趣味で無農薬有機野菜を育てており、みんなで収穫体験に行くこともあります。その野菜を使用したメニューは、安心・安全であるだけでなく、食の質にもこだわりがあり、社員の満足度を高めています。

 

部署や年次を超えたランチ会の様子の写真

 

渡邉:もうひとつは5年目以下の若手を対象とした交流イベントです。コロナ禍でリモートネイティブとなった若手社員が、年次の離れた先輩には相談しづらい悩みや疑問を気軽に話せる場として、2021年11月にスタートしました。参加対象は5年目以下の社員に限定され、先輩社員の参加はNG。安心して本音を話せる空気づくりが重視されています。
このイベントは朝食付きで、明るい雰囲気の豊洲オフィス1F の「Cafe&Deli 5615」で開催しており、6年目社員がファシリテーターを務め、事前アンケートをもとにチーム編成やアジェンダを企画します。テーマに沿ったトークを通じて、初対面でも自然に会話が生まれるよう工夫されていて、共通の趣味をきっかけにプライベートで交流が広がるケースもある様です。
この取り組みは、若手同士の信頼関係の構築や業務外でのつながりを深めることに貢献しており、社内に相談しやすい仲間が増えることで、働きやすい環境がつくられています。

 

若手交流イベントの様子の写真

 

“話せる場”があると、“働く関係”が育つ

―それぞれの取り組みついて、実際参加されてみていかがでしたか。

 

匂坂:ランチ会に参加してよかったのは、部署や年次を超えて“気軽に誘える関係”が生まれたことです。例えば下の年次のメンバーとご飯に行ったり、フットサル大会を企画したりと、自然な交流が広がっています。こうした場があることで、普段業務では関わらない人とも話すきっかけができるので、社内の空気が柔らかくなるのを感じます。印象に残っているのは自分たちの部署が企画したハンバーガーの回ですね。僕たちの部長のキャラクターをモチーフに部の特徴をユニークに表現しました。また、単純にメニューを考えるだけでなく、全体コンセプトからテーブルウェアまで “こしらえる” のが博報堂プロダクツらしいなと思いました。若手交流イベントは、話したことのない人と 話すきっかけができるのがありがたいなと思っています。そこから趣味や得意なことがわかって、仕事にもつながる関係性が生まれていますし、赤坂のオフィスに出社しているメンバーとも話すようになり、事業本部内の距離がぐっと縮まりました。若手同士だから話せる“失敗談”もあって(笑)、安心して本音を共有できる場になっています。
この取り組みのお陰で、仕事以外の面でも人とつながれる。そんなカルチャーが、事業本部の魅力だと思っています。

 

左からデジタルプロモーション事業本部 久保 朱里、小村 摩利、匂坂 良

 

久保:最初は「会社ってこんなことまでやるんだ」と驚きました。ランチ会で印象に残っているのは、お餅つき大会ですね。前日から準備を進め、わいわい盛り上がりながら過ごした時間がとても楽しかったです。私は小さい頃から実家でお餅つきをしていたのですが、まさかその経験が活かせるとは思ってもみませんでした。業務とは関係ないことも、みんなが全力で取り組んでいる姿がとてもいいなと思います。
若手交流イベントでは、共通の趣味を持つ人と出会えたことが嬉しかったです。そこからプライベートでも仲良くなって、一緒に出かけるようになりました。休憩時間の雑談から、趣味の話で盛り上がることも多くて、業務の相談だけじゃない、自然なつながりができる場だと感じています。
ランチ会は年齢や部署に関係なく、先輩方とも気軽に話せるのが魅力ですし、若手交流イベントは逆に先輩がいないから聞ける話がある。両方の場があることで、社内のコミュニケーションがすごく豊かになっていると思います。博報堂プロダクツの資本である“人”の能力や個性をつなげる場として、こうした取り組みはとても魅力的だなと実感しています。

 

小村:夏の時期にそうめんやかき氷を提供する企画を担当しました。麺の種類にもこだわり、部長自らがかき氷をふるまうなど、部署全体で盛り上がれる雰囲気をつくっていったのが印象的でした。デザイナーがいなくても、生成AIを使ってポスターを制作するなど、得意なことを活かして役割分担できるのがこの取り組みの魅力なのかなと思います。全員がカジュアルに参加できる空気があり、業務外でも協力し合える関係性が生まれています。
若手交流イベントでは、気を遣わずに話せる雰囲気の中で、未来の働き方や自分のやりたいことについて自然に話せるのが良かったです。他部署の仕事内容を知る情報収集の場にもなっていて、仲間意識が芽生えました。同期やチーム以外の新しいコミュニティができた感覚があります。社会人になると質問するのが難しくなるけれど、若手同士だからこそ気軽に聞けるのがありがたいです。

 

―実際の参加メンバーの声を受けて、全体を取りまとめている管理・運営側として、この取り組みをどう考えていますでしょうか。

 

渡邉:運営・管理として携わっていく中で、私が一番意識しているのはただ食事を提供するだけではなく、社員が会社に来たくなるような場をどうつくるかということです。コロナ禍から、在宅勤務が当たり前になった環境で、リアルな場の価値をあらためて考える必要がありました。だからこそ、季節感のあるテーマや、旬の野菜を使ったメニューなど、五感で楽しめる工夫を大切にしています。秋田事業本部長が育てた無農薬野菜を使ったメニューは、食育の視点でも意義があると感じています。また、食品衛生管理者としての視点も活かしながら、衛生面や栄養バランスにも配慮しています。

 

みんなで無農薬野菜を収穫している様子の写真

 

私自身、給食や社員食堂の運営に携わっていた経験もあるので、みんなで美味しいものを食べながら過ごす空間が大好きです。社員一人ひとりの“好き”が自然に形になっていくランチ会。若手の声を“吸い上げる”というより“自由に話せる”ことを目的にしているからこそ、参加者が本音で語れる若手交流イベント。どちらも事業本部らしさを体現した、素敵な取り組みになっていると思います。今後も、事業本部のみなさんとコミュニケーションを取りながら、誰かの“来たい”や“話したい”を引き出せる場づくりを続けていきたいです。

 

 つながりの先にある、働きやすさと楽しさ

―デジタルプロモーション事業本部の取り組みが生む価値と、今後の展望を教えてください。

 

:参加者からは、業務外での自然な交流が生まれ、相談しやすい関係性が築かれていること、そしてそれが日々の仕事にも好影響を与えているといった声を耳にします。また、ちょっとしたことでも、率先して協力してくれる文化があるのは、こうした取り組みの積み重ねがあるからだと感じています。
デジタルプロモーション事業本部は他と比べて比較的人数が多い部署なのですが、この取り組みを通じて、“事業本部内で知らない人がいない”くらいの関係性を築けたらいいですね。気軽に相談できる人が増えていけば、仕事のスピードも質も変わってくるし、何より働いていて楽しいと感じる瞬間も増えると思うので、今後は事業本部を超えた交流も視野に入れています。

この事業本部は、面倒見のいいメンバーが多いんです。誰かが困っていたら自然と手を差し伸べる、そんな空気があるからこそ、若手も安心してチャレンジできるし、ベテランも気持ちよく関われる。時代や働き方が変わっても、その時々のニーズにあったデジタルプロモーション事業本部らしいカルチャーをこれからもつくっていきたいと思っています。

 

そうめんとかき氷を提供する企画ポスターの画像と若手交流イベントやランチ会のお餅つき大会の様子の写真

 

プロフィール

堀 智美さん顔写真

堀 智美

総合建材メーカー、料理教室講師を経て、2013年より博報堂プロダクツ・デジタルプロモーション事業本部にて事業本部運営のサポート業務に従事。

渡邉 あずみさん顔写真

渡邉 あずみ

「食」をテーマにしたオウンドメディアを主催し、企画から公開までメディア運営の全てを担当。

そのサイトをまとめたレシピ本を出版後、2022年より博報堂プロダクツ入社。
現在は事業本部内のメンバーがより働きやすく、心地よく過ごせる環境づくりに取り組んでいる。

久保 朱里さん顔写真

久保 朱里

2024年入社。プロデュースに軸を置きながら、プログラミングの経験や論理的思考力を活かした、肩書に捉われない対応力が強み。

小村 摩利さん顔写真

小村 摩利

2024年入社。プロデュース職としての視点を養うため、現在は幅広い領域でディレクター業務(構成設計・進行管理)を中心に担当。社内外との円滑なコミュニケーションを強みに、プロジェクト推進や外部との接点づくりに取り組んでいる。

匂坂 良さん顔写真

匂坂 良

2022年入社。学生時代に学んだアイデア発想法やデザイン思考を武器に、リアル/デジタル問わず、イベント/SNS/ブランディング等の全体プランニングから実装段階での制作ディレクションまで、販売促進の企画立案に携わる。ここ最近では、ゼロベースからコンテンツを生み出したり、生活者の反応がダイレクトに得られるプランニングに関心を寄せている。