名古屋市鶴舞に誕生した日本最大級のスタートアップ支援拠点「STATION Ai」。
開業を記念して開催された3日間のオープニングセレモニーには、国内外のスタートアップ関係者をはじめ、行政、企業、地域住民など延べ4,000名以上が来場し、盛況を博した。
博報堂プロダクツ中部支社は、STATION Ai株式会社および愛知県からの依頼を受け、イベント全体の企画・運営・演出からPR施策、コンテンツ制作、撮影までを一貫して担当した。
「IGNITION(着火)」というコンセプトを軸に、未来への挑戦を象徴するビジュアルと体験を創出。施設の先進性やスタートアップ支援の理念を体現しながら、地域の多様な来場者が親しみを持って参加できるよう、空間設計やプログラム構成に工夫を凝らした。
結果として、来場者から高い満足の声が寄せられ、テレビ・新聞・Webなど多方面でのメディア露出も広く展開された。クライアントからは「地域と世界をつなぐ象徴的なイベントになった」と高く評価され、地域経済の活性化に寄与するとともに、今後のスタートアップ支援の新たな方向性を示す施策への展開にもつながる事例となった。
- 多様な来場者向けた体験設計
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本イベントは、初日がSTATION Ai主催による完全招待制セレモニー、2日目・3日目は愛知県主催による一般公開型イベントとして構成された。博報堂プロダクツは、来場者属性に応じた導線設計、ステージ演出、空間装飾、体験型展示の企画・運営を担当。施設全体を「IGNITION(着火)」 というコンセプトで統一し、来場者の興味関心を引き出す演出を実現。各日ごとに異なるターゲットに合わせたプログラム設計により、スタートアップ関係者から地域住民まで幅広い層の参加を促した。
PR施策においては、事前のメディア向け説明会、現地取材対応、SNS発信などを通じて、STATION Aiの理念とイベントの社会的意義を広く訴求。テレビ・新聞・Webメディアなど多方面での露出があり、施設の開業とイベントの話題性を最大限に生かしたPR設計となった。地域内外への認知拡大に貢献し、イベント運営とPRが連動することで、来場者の体験価値と社会的発信力の両面で高い成果を生み出した。

- コンセプトを伝えるクリエイティブ
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オープニングセレモニーのコンセプトは「IGNITION(着火)」。これは、STATION Aiがスタートアップ支援の拠点として、挑戦の火種を灯し、未来へと広がるイノベーションの連鎖を生み出す場であることを象徴する言葉として設定。
このコンセプトを軸に、施設全体の装飾、キービジュアル、プレゼンテーション資料、スタッフユニフォーム、サイン計画など、あらゆるクリエイティブに統一感を持たせた。社内外の各専門チームが連携し、コンセプトに合わせて来場者が「火が灯る瞬間」を体感できる空間とビジュアルを構築した。

- 子どもから起業家まで──属性別に設計された体験プログラム
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来場者の属性に応じた体験設計をもとに、参加型コンテンツを多数展開。スタートアップ企業によるピッチイベントは35本以上にのぼり、来場者とのインタラクションを促進。さらに、3日目に開催された子ども向けワークショップでは体験型展示やツアー型コンテンツなど、来場者が能動的に関われる仕掛けを多数導入。イベント全体を通じて、STATION Aiの理念を自然と体感できるようにした。

- ドローン撮影で空から描くSTATION Ai
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イベント全体の記録撮影に加え、施設全景のドローン撮影を実施。フォトクリエイティブ事業本部のpodチームが担当し、STATION Aiの広報用素材として活用可能な高品質な映像・写真を多数制作。特に、施設の魅力を伝えるダイナミックな空撮映像は、メディア露出やイベントレポート、その後の広報活動において重要な役割を果たした。
記事公開日:2025年9月30日
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