10月13日の会場内でのOne World, One Planet.の様子
One World, One Planet. は、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会が主催する大阪・関西万博の主催者催事であり、光・音・テクノロジーが融合したスペクタクルショーとして、「願い」をテーマに、参加者一人ひとりの想いが集まり、光や映像の演出として可視化されていく参加型の「地球共感覚セレモニー」。
夢洲の万博会場では、会期中毎日、黄昏時にドローンショーや大屋根リングのライトアップ、EXPOホール「シャインハット」でのプロジェクションマッピングなど、会場全体を用いた演出が同時に展開された。
また、大阪・関西万博を仮想空間で楽しめるバーチャル万博会場においても、リアル会場の演出と同時刻にセレモニーが実施され、来場者・非来場者を問わず参加できる体験として提供された。会期中184日間にわたり、リアルとバーチャルを融合したイベントを毎日連続開催する取り組みは、万博史上初の試みとなった。
博報堂プロダクツは、本催事において、会期184日間にわたりリアルおよびバーチャル双方で展開されるセレモニー体験を、実施・運営の側面から支える役割を担った。ドローンショーをはじめとする複合演出が毎日同時刻に成立するよう、会場全体の演出同期や運用設計、バーチャル万博での体験設計までを一体的に設計・実装している。
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万博会場全体で成立する、同時刻のセレモニー体験
夢洲の万博会場では、One World, One Planet. のセレモニー体験を、会場内のどこにいても同時に共有できるよう、ドローンショーを軸に複数演出を連動させた空間設計がなされていた。184日という長期間の実施運営とドローンショー実施
本イベントは、万博の開催期間の184日間を途切れることなく実施する主催者催事として中核的な役割を担った。
そのため、企画段階から本番運用に至るまで、万博協会内の各部署との綿密な調整を重ねながら進行された。特に一日の終わりの同時刻に実施される演出では、ドローン、音楽、プロジェクションマッピング、サイネージといった複数の演出要素を正確に同期させる必要があった。この実現に向けて、最先端技術を活用したネットワーク基盤(IOWN)の導入・活用をはじめ、全体のシステム設計、安全運用体制まで綿密な設計と実装を行われた。
ドローンショーについては、レッドクリフ社と協業しながらの演出を展開。万博初日には2,500機、会期中の通常日は1日1,000機のドローンを運用し、最終日の10月13日は3,000機を使用した特別演出を実施。夜空に巨大なミャクミャクを登場させる演出は、万博を象徴する印象的なフィナーレのひとつとなった。
ドローン演出に関しては、単なる飛行制御にとどまらず、細かなデザイン指示とそれを再現するプログラミングを並行して進行。創造性と技術力を高度に融合させることで、安定したクオリティの演出を実現した。
OneWorld, OnePlanet. を魅せるその他の演出
One World, One Planet.は、ドローンショーを象徴的な要素としながらも、会場全体を活用した複合演出によって構成された主催者催事として開催された。毎日同時刻に、照明演出、EXPOホール壁面でのプロジェクションマッピング、会場内17か所のサイネージ、そして「One World, One Planet. Square」と呼ばれる高さ約3メートル、幅約3メートルの4面ディスプレイによる映像演出、音響演出が一斉に展開。
これらの演出はすべてドローンショーと同期するよう設計されており、来場者が会場のどこにいても「One World, One Planet.」の世界観を体感できる空間を創出した。複数のメディアを横断的に用いることで、会場全体をひとつの舞台として彩り、「願いでつながる」体験を立体的に伝える役割を果たした。
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参加を世界へ広げる、バーチャル体験
One World, One Planet. では、「願い」の投稿を通じて、リアル会場とバーチャル空間の双方からセレモニーに参加できる体験が展開された。
参加者一人ひとりの想いが集まり、同じ時間・同じ演出を共有することで、来場者・非来場者を問わず万博のセレモニーに加われる参加のかたちを広げている。バーチャル万博内での One World, One Planet.
大阪・関西万博ではリアル会場を主軸としながら、バーチャル空間での取り組みも大きな注目を集めた。One World, One Planet.は、バーチャル万博内においてもリアル会場と同時刻に実施され、オンライン上でもセレモニー体験を共有できる設計とした。バーチャル万博内では、参加ユーザーの興味・関心を喚起するためエリアを2つに分け、月ごとに特別演出を加えるなど、継続的に体験を更新する工夫を施した。会期後半には、万博チケットの入手や入場予約が難しい状況が生じる中、誰もが参加できる万博体験として話題を集める取り組みとなった。
リアルとバーチャルをつなぐ「願い」投稿の参加システム
One World, One Planet.は、世界中の人々から「願い」を集めるセレモニーとして構想されており、その中核として、バーチャル万博内に願いを投稿できる仕組みを設計・実装した。
また、より気軽に参加できる導線として、会場内の「One World, One Planet. Square」やドローンショー終盤に表示されるQRコードからも、願い投稿システムにアクセスできる仕組みを開発。会期終盤には、リアル会場内に「One World Tree」を設置し、来場者が実際に願いを書いて吊るす施策も実施。混雑によりパビリオン入館が難しい状況においても参加しやすいコンテンツとして、多くの来場者に受け入れられた。
記事公開日:2026年6月1日
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