子ども向け アトピーケア動画「アトピーケアマスターへの道」

大塚製薬株式会社

「アトピーケアマスターへの道」というタイトルと、2つのキャラクター「あわぽん」と「ヌリンダ」のイラストが描かれたメインビジュアル
OUTLINE

皮膚科医や小児科医が、アトピー性皮膚炎を持つ子どもやその保護者に対して、正しいスキンケア(洗浄や保湿・薬の塗布)の方法を推奨するための動画ツールを制作。

アトピー性皮膚炎は継続的なケアが不可欠であるため、この毎日のケアを担う保護者の負担はとても大きく、それがケアの継続を難しくしていた課題があった。保護者が日々抱える負担や葛藤という“見えにくい核心”にたどり着けたのは、ハハハクリエイティブならではの母としてのリアルな洞察力と視点があったからである。そこから、単に正しいスキンケア手順を覚えることではなく、「子ども自身が主体的にケアを続けられるようにすること」が家庭での継続を左右する最大のポイントであると導き出し、低学年期からケアを習慣化するための動画コンテンツを制作するに至った。

動画の企画立案から制作までをワンストップで博報堂プロダクツにて対応。制作するにあたり、子ども一人ひとりの生活実態を細かく見つめることで、イマドキの子どもの振る舞いや好みを把握。
また、従来の啓発・教育系コンテンツは、正しい情報を伝えることに重点が置かれるあまり、内容が堅苦しくなりがちで、子どもにとって自ら見たい・続けたいと思えるものになりにくい傾向があったため、その課題を解決するためにあえて訴求内容をエンタメ化し、楽しみながら学べる体験へと転換した。楽しさや真似したくなる要素があると、子どもは日常の中に取り入れやすい傾向があるため、エンタメ化されたコンテンツは自然と毎日の生活動線に入り込みやすく、忙しい現代の子どもたちの中に無理なく受け入れられるスキンケア習慣の入り口を動画コンテンツとして作りあげることができた。

この動画を見たアトピー性皮膚炎をもつ子どもからは「おもしろい」、「ポーズの名前が良い」などの声が上がっており、医療現場でも今後この動画を活用したアトピー性皮膚炎のスキンケア教育なども計画されている。

■アトピー性皮膚炎ケア講座

■アトピーケア 洗うん道

■アトピーケア ぬるん道

CHARACTER&STORY

キャラクターで楽しく学ぶケア術
「師匠」と「弟子」という関係性を設定した泡と軟膏の化身という2つのキャラクターを主人公として制作。子どもが感情移入して自然と応援したくなるように、師匠が弟子を励まし、褒め、時には慰めるやり取りを軸にキャラクター性を構築していった。
キャラクターデザインは、統合クリエイティブ事業本部内のイラストユニットが担当し、教育的要素を保ちながらも、親しみやすく愛着を持てるビジュアルへと仕上げた。また、見た目の親しみやすさだけでなく、子どもが思わず真似したくなる言葉づかいにもこだわった。芸人の“キラーフレーズ”に着想を得て、キャラクターのセリフには友だち同士で共有したくなるキャッチーなフレーズを散りばめている。こうした言葉の遊びを取り入れることで、キャラクターそのものの愛着度が高まり、結果的に学びの定着にもつながる設計に仕上げていった。

正しい情報を“遊び”として届けるストーリー設計
伝える情報は正確に保ちながら、あえて“隙”をつくるストーリーにすることで、子どもが自然とツッコミを入れたくなるような仕立てとした。洗い方や塗り方に付けた「技名」も、あえてゆるく、面白がりながら学べる工夫をしていった。こうした“ツッコミどころ”が、視聴中の主体的な関与を促し、動画を自分ごと化するきっかけにもなっている。また、ストーリー構造は、師匠が弟子の成長を導く物語として設計され、視聴する子どもが「自分もやってみよう」と思える導線を重視。エンタメとして楽しみながら、自然にスキンケア手順と正しい行動が記憶に残るようなコンテンツ構成とした。

泡のキャラクター「あわぽん」とチューブ型キャラクター「ヌリンダ」が並んで映っているイラスト 耳の裏を泡で洗う様子とキャラクターが添えられた説明イラスト
「おパンツの型」と表示された画面と、立ったポーズのキャラクターによる洗い方説明イラスト 「グリップアンドツイスト360」の文字と、洗い方の動きを示すポーズをとったキャラクターのイラスト
「泡ンダフォー」の文字と手のひらの泡の写真に2つのキャラクター「あわぽん」と「ヌリンダ」、紙吹雪が添えられた演出イラスト 「インクレディぬる」の文字と指先のクリーム写真に2つのキャラクター「あわぽん」と「ヌリンダ」、紙吹雪が添えられた演出イラスト

記事公開日:2026年3月25日

DIVISION案件に携わった部門

  • 統合クリエイティブ
  • 動画コンテンツクリエイティブ
  • デジタルプロモーション

OTHER WORKS関連実績

弊社ソリューションや業務依頼に関する
お問い合わせはこちら