博報堂プロダクツは、セキュリティソリューションを提供する株式会社セキュアと日本マイクロソフト株式会社とともに、リテール分野におけるDXの普及や、最新のテクノロジーを活用した実証実験・サービス開発を目的とした『リテールDX コンソーシアム・ラボ™』を2021年4月より発足。コンソーシアムの第一弾プロジェクトとして、小学館・ジュンク堂書店と無人店舗「DIME LOUNGE STORE(ダイムラウンジストア)」を4月15日、新宿住友ビルにオープンしました。
店内にはDIME編集部とものづくりメーカーがコラボレーションして開発した商品が並び、これまで読者が実際に見ることができなかった商品を、手にとって確認することができます。
博報堂プロダクツはデジタルサイネージのコンテンツ制作および管理、広告などを担当。セキュアは、AIによる顔認証システム、店内行動分析、サイネージ連携を担当し、日本マイクロソフトはSaaS、PaasS、IaaSの提供を行っています。
店舗では、顔認証での入退店や顔認証決済、顧客の店舗内行動分析、手に取った商品と連動して、サイネージにコンテンツや広告を配信するなど、コミュニケーションAI等を活用した未来型購入体験ができます。顧客体験を高める仕掛けやOMOの取り組みを実体験することが可能です。
顔認証による入退店と決済
入口の認証機で、ユーザー情報と顔情報を登録。顔情報を一度登録すれば入店ゲートのカメラで顔認証するだけで入店でき、顔認証はマスクをしていても認識可能です。購入したい商品は手に持ったまま退店ゲートに進むと、自動認識されて顔認証で決済できます。
棚から買いたい商品を手に取るだけでカートに入る
商品を手に取ったことをセンサーやカメラで判断し、棚上のディスプレイにその商品の情報をリアルタイムに表示します。画面はスクロールすることが可能で、より詳しい情報を見ることができます。
タッチテクノロジー「スマートシェルフ」で、双方向コミュニケーション
商品のすぐ近くに縦長・横長さまざまなサイネージで商品情報を確認できたり、関連したDIMEの記事を読むことが可能となっています。
カメラ、センサー、タッチディスプレイで行動データを見える化
入店から退店までの顧客行動をトラッキングしているため、どのようなペルソナの人が、どのように迷いながら商品を決めるのか、手に取ったが買われなかった商品はなにか、商品がどれくらい手に取られているか。また、サイネージへのタッチ回数や閲覧時間などから、商品への興味関心度といった、POSデータでは分からなかったデータを見える化することが可能になりました。
【店舗情報】
店舗名:SECURE AI STORE LAB(セキュアエーアイストアラボ)×DIME LOUNGE STORE
オープン日時:2021年4月15日(木)10時
所在地:東京都新宿区西新宿 2-6-1 新宿住友ビル地下 1 階
営業時間:10:00~19:00
定休日:水曜、土日祝
公式サイト:https://secureinc.co.jp/lp/aistorelab/business
◆関連記事:
ニュースリリース 博報堂プロダクツとセキュアが『リテールDX コンソーシアム・ラボ™』を発足 第一弾プロジェクトとして、小学館・丸善ジュンク堂書店らと無人店舗を本日オープン