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スペースデザインプロデューサー
デジタルディレクター

スペースデザインプロデューサー ✕ デジタルディレクター
スペースデザインプロデューサー ✕ デジタルディレクター

加藤:私と溝井君は、車の部品メーカーの展示ブースを企画・運営する案件で、初めて一緒に仕事をしました。私の所属するイベント・スペースプロモーション事業本部に話が来て、外から見えない部品のクオリティと、その開発に注いでいる情熱という、二つの見えないものをどう見える化しようかと思って、溝井君のデジタルプロモーション事業本部に声を掛けました。
二人で一緒に考えて、ARを使ったコンテンツを制作しました。真っ白い車のモックアップにデバイスをかざすと、クライアントが考える未来の車のドライブが見えるというものです。会場が東京モーターショーだったので、来場者に一般の人も業界の人もいる中で、ARコンテンツは体験デザインとしてすごく相性がよかったですね。子どもから業界人まで、多くの人が体験してくれました。

溝井:今、僕が基軸に置いてるのはVR、AR、MRなのですが、この領域って事業本部の中だけで完結できるかと言われればできないんですよね。MRやARのコンテンツをイベントでやりたいとしたときに、会場がどうあるべきかとか、その辺を詰めるイベントチームとの掛け算が必要ですし、CGモデルが必要だよねとなればREDHILLと連携を取らなければならない。この案件ではイベントチームとREDHILLとの掛け算でしたけれど、結局、総勢50人ぐらいがプロジェクトに関わっているんです。すごい人数ですよね。

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専門+αを持って仕事ができる心地よさ。

加藤:私は入社8年目になるのですが、ずっとイベント・スペースプロモーション事業本部です。それが入社時の希望でした。
大学・大学院では建築の意匠を専攻していました。だから空間をやりたかったのですが、建築というより、もっと短いスパンで様々な試行錯誤をしてみたかったし、実験的なアプローチもしてみたかったんですね。
それから、条件をいかに整理してアウトプットにするかという、デザイン思考みたいなものに興味がありました。そういうことと仕事を掛け合わせたとき、イベントプロデュースはすごく興味のある業種でした。
私は、建築や空間デザインは自分の二本足のうちの一本だと思っているんです。もう片足で違うところに立ちたいと大学院時代からずっと思っていて、実は大学院でアプリケーションをつくったんです。日本橋エリアのまちづくりやコミュニケーションを建築的なアプローチで考えるという設計課題で、建築模型としてアプリを出しました。現在の地図と古地図を重ね合わせて街歩きができるコンテンツで、当時すごく頑張ってつくりました。
メインのジャンルがあって他のジャンルを合わせ持てる、そういう特異な存在でありたいというのは、当時から変わりません。だから博報堂プロダクツは居心地がいいんです。

幅広く学んだ実績が活きる今の仕事。

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溝井:僕は工芸大学でメディアアートやデザイン、プログラミングもやりました。就職を考えたときに思ったのは、色々できるけれど専門的に学んだ人には勝てないよなと。
どうしようかと悩んだとき、博報堂プロダクツに先輩がいて、ディレクターとかマネージャーっていう役割があるということを知りました。そういう職種なら、専門性を幅広く知っているから各分野を繋ぐ役割を果たしつつ、何なら手を動かして自分も制作がやれるんじゃないかと思いました。
デジタル領域のディレクター志望で入社し、今年4年目になります。部品メーカーの仕事では、現場に動いてもらう前に自分で動画をつくり、仮のナレーションを入れてビジュアルコンテを制作しました。思えば、大学時代に様々なことをやってきたことが役立っているんですよね。
デジタルプロモーション事業本部って若手ばっかりが集まっている部署なので、ちょっとやんちゃなことを言っても上司が受け止めてくれるし、仕事がしやすいんです。それに、案件によって色んなデジタル領域をやれるので飽きることがありません。

個々人の色の掛け算で違う色をつくり出すおもしろさ。

加藤:アプリをつくったくらいなのでデジタル領域は好きで、毎回企画に入れようと企むのですが、部品メーカーの場合はデジタルコンテンツとブースデザインが一体となって成功した、いい事例だったと思います。
溝井君は同じフロアにいるので、インスタとかで気になったものを見つけると、すぐに実現可能か聞きに行くのですが、博報堂プロダクツはそこがいいですよね。
溝井君がさっき、どれも極めていないと言ったけれど、でもマルチの発想がないと考えられないアイデアってあると思います。博報堂プロダクツの場合は、専門性の違う人たちが違う色合いを持っていて、それぞれ何色か持ってるうちの1色に同系色があれば、掛け算でまた違う色がつくっていけるみたいな感じ。おもしろいですよ。

溝井:僕の仕事はデジタルで完結する場合も往々にしてありながら、イベントチームとは密にコミュニケーションを取っていきたいと思っているんです。
ずっとデジタルのほうだけ向いていると、実際の空間にそれが適用されたときをイメージする力が弱くなるんですね。だから、ブレストなどをどんどんやりながら、互いのトレンドや情報を吸収し合えるようにしていきたいなと、僕は思っています。


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