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野澤:私たちは同期なんですけれど、入社式のときに出席番号で並ぶじゃないですか。平田君は1席置いて横にいたんですよ。研修もずっと一緒でした。
13年入社だから、もう7年目になります。美大卒なんですけれど、広告会社に入りたかったというより、漠然と何かデザインの仕事をしたいなと思って入社しました。情報デザイン学科にいて、情報を的確に伝える手法を広く学んだことが活きてるなと思っていて、アートディレクターとしてウェブだったり、モーショングラフィックだったり、媒体や手法に関係なく色々なことをやっています。

平田:僕は、大学で物撮りを中心にやっていたこともあり、広告にすごく興味がありました。フォトグラファーが所属している広告制作会社でいうと日本には2社しかないなって思って、実はもう一つの会社にはインターンに行ったとき、既に内定をもらっていたんです。でも、当時、専門誌で特集されていた記事を見て、作家性の高い方が博報堂プロダクツはすごく多いなと思って、単なる広告写真家じゃないところまで究めたいと思ってうちの会社を受けました。うちの会社が受からなかったら、もう写真やりたくないなっていうぐらいの気持ちで。一番行きたいと思ったところにいないと、多分、自分が嫌になっちゃうから。だから今も博報堂プロダクツにいるんです。

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2年間のアシスタント時代が“自分”をつくった。

平田:入社後は、2年間、百々新さんの下に付いてカメラアシスタントをやっていました。撮影の準備、機材のメンテナンスやレンタルなどから、クライアントとの打ち合わせにも連れて行ってもらったし、タレントとのコミュニケーションや現場のまとめ方まで、広告撮影について、ありとあらゆることを教えていただきました。
それから課題が与えられます。缶やボトルなどをどんどん撮り、それを約20人のカメラマンに見ていただくのですが、一度折られて、また撮って、また折られるという繰り返し。そうして伸びていくのがうちの会社の伝統なんだと思います。個性のある方がそろっているので、もう色んな意見が出てくるのですが、その中からこれだと思う意見を選ぶことで自分ができていくみたいな感じです。辛かったけれど、今思うとあの期間があったから今があるというか。鍛えられます、技術も、こころも。

感性の共鳴を知った初めての仕事。

野澤:入社して4年目ぐらいまでは一人のアートディレクターに付いて、様々なクライアントで色々な媒体をやらせてもらいました。そして、1年ほど前から完全に独り立ちして自分に仕事が来るようになり、結構がむしゃらにやってきました。2018年度のメインになった仕事は平田君と一緒にやったんですよ。一つはお菓子メーカーのキャンペーンだったのですが、お菓子の物撮りが重要でした。商品の持つかわいらしさもありながら、これまでで一番エッジの利いたビジュアルにしたいなと思って、そこをバランスよくやってくれそうな平田君にお願いしました。

平田:野澤と初めて仕事をしたときにすごいと思いました。レイアウト力がすごいんですよ。ヘアケア製品のビジュアルに僕がテストで撮った花の写真を採用してくれたとき、大量の花をすべて切り抜いて使っているんだけれど、いい写真として1枚の画の中に納まっているんですよね。レイアウトがいいから、仕事をするとき、写真を活かしてくれるっていう安心感があるんです。

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会社を使って、もっとおもしろい掛け算を。

野澤:ある仕事を平田君とやったとき、私はかっちりデザインカンプを完成させていたのですが、平田君がライティングを含めて別のイメージを考えてくれたんですね。それを聞いて、確かにそうだなと思ったし、結果としてものすごくいいものになったんです。自分一人で固めるより、一緒につくるほうが楽しいということを、平田君とやって実感しました。だからこれからは、カンプをつくる前から一緒に考えることができたらいいなと。

平田:それ、すごくいいと思う。おもしろいよね、そのほうが。僕はものすごくテストをするのですが、上の階にいる野澤が下りてきてくれれば、すぐ話せる環境なんですよね。
僕は仕事が空いたときに、スタジオを使って作品を撮ってるんです。広告が好きだから毎日の仕事が楽しいし、しかも自分の作品に対して会社が投資してくれるんだから、カメラマンとしてはすごくいい会社です。僕は、何も文句ないですから。逆に、僕が結果を出さないと百々さんをはじめとする先輩に失礼だからやらなきゃって気持ちがあります。本当に、誰に気を遣うこともなく、そう思っています。

野澤:仕事を積み重ねるごとに、辞める理由がなくなるよね。すごくわかる。順調にきて、好きな仕事が集まるようになって思うのは、与えられたものをうまくかたちにして、それが認められることが次に繋がるんだなということ。会社を利用すれば、いくらでも楽しくなれるかなと思っているんです。今後、もっと二人でやれるおもしろい仕事が来るといいよね。でも、来る気がする(笑)。

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